Sigma 135mm F1.8 DG HSM を持って有楽町~秋葉原まで撮り歩いた所感
梅雨に入り気持のいい天気が遠のいてしまいましたが、先日愛機α7ⅲにSigmaの135mm F1.8 DG HSM をつけて有楽町~秋葉原にかけ撮り歩いてまいりました。
その時撮った写真と所感をお話ししたいと思います。まず写真から。
と、こんな感じでございます。もっとたくさん作例あるので興味のある方はぜひ岩涼のPhotohito(https://photohito.com/user/photo/137960/)を覗いてみてください。
このレンズ、トータルでの評価は100点満点で90点ほどと評させて頂きます。
正直、写りやAF性能など機能面では問題は全くと言っていいほど感じません。後ボケ、前ボケ共にざわつくこともなく、135mmならではのボケ感。さすがに口径食や、周辺のレモン型の玉ボケは気になる人は気になるレベルで、スナップで活用する分には目立つこともありませんでした。
解像感もさすがはArtレンズ。半段絞っただけで既にカリカリな画を出してくれます。そもそも開放だとピンが薄すぎるということもあって、多くの場合絞るので、解放の甘さや周辺減光も実用上ほぼ無視できると考えています。
光のグラデーションやシャドウ部も機種依存な部分もあれど概ね良好であると感じます。
AF MF切り替えスイッチ、フォーカスリミッター等の物理スイッチのクリック感も適度なもので、不意に切り替わるということはありません。
135mmという画角も非常に使いやすいです。85mmよりさらに詰まってはいますが、そこがまたカチッとハマるんですよ。特にこのレンズは陰影も映し出してくれるので、圧縮効果を使いデティールをはっきりとさせた印象的な写真が撮りやすいです。
ここまで好評してきましたが、このレンズ最大の欠点。それは重量です。なんと重すぎること重すぎることって感じですよ。まぁ、Sigmaの誇るArtレンズですからしょうがないとは思いますし分かって買ってるんですけどね。性能と重量はトレードオフなんでしょうね。おとなしく筋トレします。
と、いうわけで今回はここまでとさせていただきます。また機材レビューなどしていきたいと思っていますので次回もお付き合いください。では。
【カメラレビュー】SONY α7ⅲは性能面が最高なだけに細かい作りが残念。
初めまして。東京の端くれで写真を撮っている男岩涼と申します。
ブログを書くのは初めてということで拙い文章になってしまうかもしれませんが何卒生暖かい目で見ていただけると幸いです。
さて、それでは早速本題に入りたいと思います。
今回は今筆者がメイン機として使っているSONY α7ⅲのお話です。
今まで筆者は6台のカメラを使い歩いてきてちょうどこいつが6代目のカメラということになります。(カメラ遍歴は後々どこかに記載したい)
そこで各メーカーのカメラを一通り触ってきた筆者がこのカメラについてのレビューをしたいと思います。
と、言いつつここまでニッチな所まで来ていただいた皆様はそれなりにα7ⅲに興味があり他のレビューサイトや動画を見漁ってると存じますので、他のレビューサイトに書かれていないような実際触って気づいたことを書こうと思います。ぜひ参考になればうれしいです。
1.AF性能は言わずもがな最高
カメラ性能を図るうえで一番大事なAF性能は正直今まで使ってきたカメラの中でも一番と言い切れるものです。現在は売却済みなのですが、以前保有していたNikonのレフ機D750より遥かに素早く、精度の高いAF性能を保有しています。
2.グリップの握りこみがし難い
握りこみやすいグリップは総じて内側に抉れているものが多いのですが、このカメラなんと内側に向けて軽く膨らんでいるのです。これがなんとも持ちにくい!現在筆者はα7ⅲにSIGMAの135mmF1.8DG HSMと、FE85mmF1.8の二本を使って運用しているのですが、85mmは公称371gと比較的軽いので、それなりに長時間使っていても疲労感を感じにくいのですが、135mmF1.8はSIGMAが妥協せずに設計したArtラインのレンズのためレンズだけで1230g!カメラと合わせて1880gという大巨漢に!ここまで重くなると長時間の撮影は腕にも手首にもかなりのダメージを与えます。実は筆者、前述のD750に2世代前の70-200F2.8をつけて撮影をしていたことがありその構成だと2220gほどで、300g程度重かったのですが、握りこみが深かったため、α7ⅲ+135mmの組み合わせより疲労感を感じにくかったです。グリップ大事!ちなみに後発のα7Rⅳだとこのグリップ問題かなり改善していました...なんとかならんかなぁ。
3.スペック上よりかなりファインダーの見えが悪い
撮影時やはり一番モチベーションにかかわってくるのはファインダーでしょう。(個人の意見です。)ですがこのカメラ、ファインダー画素236万ドットを謳ってはいますが、正直そこまでのファインダーの視認性はよくないです。2代目に使っていたLUMIX G8も同じファインダー画素数だったのですが、明らかにα7ⅲの方が視認性が低いのです。MF時のピーキングなどはほぼ参考にならないレベルといっても過言ではないでしょう。色や、強度を変えても視認度に変わりがなかったので、ファインダー性能の限界だと考えられます。また、α7Rⅲ等の上位機種は、ファインダー画素数が高くフレームレートも弄れるのでα7ⅲでも同じものを採用してほしかった(ただ、飽くまでα7ⅲは、スタンダード機としての位置づけなのでしょうがないのかもしれないが。)
4.全体的にレスポンスがかなりもっさりしている
AFはかなりさくさく動くのに、それ以外はなぜかかなりもっさりもっさりしているのだ。例を挙げると、本体の露出ダイヤルを回しても露出反映までにワンテンポ遅れる、F値、ISO、SS等の表示もダイヤルに追従していない、起動までにワンテンポ遅れる等かなりレスポンスに違和感があり、少しストレスが溜まる場面もある。あと、SDに書き込んでいる最中は操作が不可能というのもまた、撮影のテンポを落とすことに繋がりこちらも非常にストレスになっている。
...とざっとこんな感じの総評となります。ですが、これはあくまで筆者個人の意見であり、逆にこれだけしか気になる部分がすくないカメラとも言えます。現に、筆者個人としては歴代最高のカメラだと思っております。改めてお勧めしなくてもいいくらいのいいカメラ。皆さんもぜひ買って使って感動してください。
拙い文章でしたがご覧いただきありがとうございました!